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夏のキッチンが暑い本当の理由。 キッチンのプロが実践する「涼しく調理するための工夫」

2026.07.10

こんにちは、株式会社LDKです。 

夏になると、「キッチンだけ異常に暑い」という声をよく耳にします。 

実際、エアコンを効かせているリビングは快適なのに、キッチンに立った途端に汗が噴き出すという経験をされた方は多いのではないでしょうか。 

しかし、長年キッチンリフォームに携わってきた立場からお伝えすると、その暑さの原因はコンロだけではありません。 

キッチンの暑さは、 

  • 熱の発生
  • 熱の滞留
  • 空気の流れ

この3つが複雑に絡み合って生まれています。 

今回は、キッチンのプロだからこそ知っている、少しマニアックだけれど効果的な暑さ対策をご紹介します。 


レンジフードは「強」にすれば良いわけではない

料理をするとき、とりあえずレンジフードを強運転にしているご家庭は少なくありません。 

もちろん排気能力は高まります。 

しかし現在の住宅は気密性能が高いため、強く排気した分だけ外気を室内へ引き込もうとします。 

真夏の午後。 

外気温が35℃を超えている場合、その熱気を自ら室内へ招き入れているケースもあります。 

実際に現場で確認すると、「中」運転の方が快適に感じる住宅も珍しくありません。 

重要なのは換気量ではなく、空気の流れです。 

窓を少し開けて給気経路を確保するだけで、体感温度は大きく変わります。 

 

冷蔵庫の横は、思っている以上に暑い

キッチンレイアウトを検討する際、私たちが必ず気にするポイントがあります。 

それが冷蔵庫の位置です。 

冷蔵庫は食品を冷やしていますが、その代わり大量の熱を放出しています。 

特に最近の大型冷蔵庫は、それなりの放熱量があります。 

そのため、 

  • 冷蔵庫横が作業スペース
  • 冷蔵庫とコンロが近い
  • 冷蔵庫が壁際に埋まっている

というレイアウトでは暑さを感じやすくなります。 

「キッチンが暑い」と思っていたら、実は冷蔵庫の放熱が原因だったというケースも少なくありません。 

 

調理後も暑いのは壁が熱を持っているから

意外に知られていませんが、コンロ周辺のキッチンパネルやタイルは熱を蓄積します。 

調理中だけではなく、調理後もじわじわと熱を放出し続けています。 

現場で温度計を当てると、調理後の壁面温度が40℃近くになることもあります。 

料理が終わったあと、 

「なんとなくキッチンだけ暑い」 

と感じるのはこのためです。 

プロのおすすめは、調理終了後も10分程度レンジフードを回し続けること。 

さらにサーキュレーターで壁面へ風を当てると、熱が抜けるスピードが早くなります。 

 

夕方の料理がしんどいのは「室温」ではなく「蓄熱」が原因

多くの方は昼が一番暑いと思っています。 

ところが住宅の内部では少し事情が違います。 

真夏の夕方は、 

  • 屋根
  • 外壁
  • 窓ガラス

が一日中受けた熱をため込んでいます。 

そのため体感的には朝より夕方の方が暑く感じます。 

キッチンのプロとしておすすめしたいのは、朝の下ごしらえです。 

野菜を切る。 

肉に下味をつける。 

調味料を準備する。 

それだけでも夕方のキッチン滞在時間を大幅に削減できます。 

実際、夏を快適に過ごしているご家庭ほど、朝の時間を上手に活用しています。

 

ガスよりIHが涼しいのは想像以上

キッチンリフォーム後によくいただく感想があります。 

それは、 

「エアコンの効きが良くなった気がする」 

という言葉です。 

もちろん建物性能が変わるわけではありません。 

しかしIHはガスコンロのように炎が上がらないため、周囲へ放出される熱が少なくなります。 

とくに夏場は違いが分かりやすく、 

  • 顔周りが熱くなりにくい
  • 調理中の汗が減る
  • エアコンの冷気が逃げにくい

といったメリットがあります。 

快適性を重視するのであれば、IHは有力な選択肢の一つです。 

 

本当に涼しいキッチンは設備より「設計」で決まる

高級キッチンを入れれば快適になるわけではありません。 

私たちが現場で感じるのは、暑さを左右する最大の要因はレイアウトだということです。 

例えば、 

  • 冷蔵庫とコンロの距離
  • 窓の位置
  • 風の通り道
  • レンジフードの配置
  • 作業スペースの向き

こうした設計次第で、同じ広さのキッチンでも体感温度は大きく変わります。 

キッチンは毎日立つ場所です。 

だからこそ見た目だけでなく、「夏でも料理したくなる環境」を考えることが大切です。 

 


LDKからひと言

夏のキッチンは我慢する場所ではありません。 

実は快適なキッチンほど、特別な設備よりも「熱をためない工夫」が取り入れられています。 

暑さ対策は小さな積み重ねです。 

空気の流れを整えること。 

熱源を減らすこと。 

熱をため込まないこと。 

その3つを意識するだけで、夏の料理は驚くほどラクになります。 

株式会社LDKでは、市貝町をはじめ栃木県内でキッチンリフォームのご相談を承っています。 

毎日使う場所だからこそ、見た目だけではなく「快適さ」にもこだわったキッチンづくりをご提案いたします。